2026年8月3日(月)
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震度7の熊本地震、死者14人に イオンや製紙工場でも被害/熊本

📍 熊本 🕐 7月29日 07:00 更新 ← トップに戻る

28日午後4時27分ごろ、熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生し、宇城市と氷川町で震度7の激しい揺れを観測しました。29日夜の時点で死者は14人に達し、イオンモール熊本や日本製紙八代工場での複数の死亡・安否不明者を含む大きな被害が出ています。

気象庁によりますと、震源の深さはおよそ16キロで、熊本県の宇城市と八代郡氷川町で最大震度7を観測しました。国内で震度7を観測する地震は、2024年1月の能登半島地震以来2年半ぶりです。地震発生直後には有明・八代海に津波注意報が発表されましたが、同日午後6時10分に解除されました。

震度7を観測した宇城市と氷川町をはじめ、熊本市・八代市・宇土市・美里町・益城町で震度6強、上天草市・合志市など熊本県の広い範囲で震度6弱を観測したほか、長崎県・鹿児島県・福岡県・佐賀県の各地でも震度5強から震度3の揺れが観測されました。本震後も震度5弱を観測する地震が3回発生するなど、地震活動が活発な状態が続いており、気象庁は今後1週間ほど最大震度7程度の地震に注意するよう呼びかけています。

熊本県は29日午後4時すぎに災害対策本部会議を開き、この時点で12人が死亡し、6人が心肺停止、64人がけがをしていると明らかにしました。その後、29日午後9時46分時点で県内の死者は14人に上ったと発表されています。また少なくとも4人の安否が分かっていません。

地震による被害は複数の施設に及んでいます。益城町のイオンモール熊本では地震後に爆発が起き、ガス漏れが原因とみられており、上益城消防本部によりますと、同施設での死者は4人に上っています。また、八代市の日本製紙八代工場では工場の建物が崩壊し、熊本県は29日午後4時37分時点で、救助された7人のうち5人の死亡を確認し、4人が安否不明だと発表しました。

ライフラインにも大きな影響が出ています。九州電力送配電によりますと、29日午後6時59分現在、熊本県内でおよそ2万8530戸が停電しています。また国土交通省によりますと、熊本・長崎の2県でおよそ8万4000戸が断水しています。

宇城市では避難所が開設できず、駐車場などを開放して車中泊を余儀なくされる住民が出ています。

今回の地震の震源付近は、2016年の熊本地震でも活発な活動が確認された日奈久断層帯の区間とみられており、熊本県内で震度7を観測するのは2016年の熊本地震以来10年3か月ぶりです。気象庁は、揺れの強かった地域では地盤が緩んでいる可能性があるとして、今後の降雨による土砂災害にも警戒するよう呼びかけています。