佐賀県基山町に住む50代の男性がSNSで知り合った人物に暗号資産への投資を持ち掛けられ、2520万円相当の暗号資産をだまし取られました。鳥栖警察署はいわゆる「ロマンス詐欺」として詐欺の疑いで捜査しています。
鳥栖警察署によりますと、被害を受けたのは佐賀県基山町に住む50代の男性です。男性は今年2月6日、SNSで日本人女性を名乗る人物と知り合い、別のSNSへと誘導されました。
やり取りを重ねるうちに男性は相手に好意を抱くようになり、「私は元金200万円で毎日の利息は3.5万円」「簡単に言うと銀行にお金を預けるようなものだよ」「この方法なら資金を安定させながら追加の収益も得られるよ」などと持ち掛けられた暗号資産への投資話を信じるようになりました。
その後、男性は相手の指示に従い実在する暗号資産取引のアカウントを作成しましたが、そのアカウントには相手がアクセスできる設定になっており、男性はそのことを知らされないまま2月19日から3月17日にかけて合計6回にわたって暗号資産を購入しました。被害総額は2520万円相当に上ります。
男性が利益が出ていると思い出金を試みたところ、相手から500万円の手数料を求められました。さらにアカウントにもアクセスできなくなったことから不審に思い、鳥栖警察署に相談して事件が発覚しました。
警察庁の統計では、SNS型ロマンス詐欺における被害金の交付形態として、暗号資産を利用するケースが増加傾向にあり、インターネットバンキングによる振込を上回る水準となっています。SNSで知り合った相手からの投資話や金銭の要求は詐欺を疑い、家族や警察に相談するよう鳥栖警察署は呼びかけています。
基山町は佐賀県の東端に位置し、福岡県との県境に接する町です。鉄道や交通の便がよく、福岡都市圏のベッドタウンとしても知られています。管轄する鳥栖警察署(電話0942-83-2131)で引き続き情報を受け付けています。