2026年8月3日(月)
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車いすの16歳女子生徒、踏切で列車にはねられる/福岡

📍 福岡 🕐 6月29日 12:00 更新 ← トップに戻る

6月28日午後9時ごろ、福岡市博多区竹下のJR鹿児島線の踏切で、車いすに乗った16歳の女子生徒が、博多駅行きの上り列車にはねられました。女子生徒は意識があり会話もできる状態で、腕などにけがをしていますが、命に別条はありません。

警察によりますと、事故は28日午後9時ごろ、福岡市博多区竹下のJR鹿児島線の踏切で発生しました。車いすに乗った16歳の女子生徒が、博多駅行きの上り列車にはねられました。

事故直後、女子生徒には意識があり、会話もできる状態だったと警察は説明しています。腕などに外傷を負い、福岡市内の病院に搬送され治療を受けました。医療機関での診察の結果、命に別条はないことが確認されています。この事故の影響で、JR鹿児島線は一時、運転を見合わせました。

現場の踏切には、警報機と遮断機が設置されています。警察は、女子生徒の車いすの車輪が線路に挟まり、踏切を渡りきることができなくなった可能性があるとみています。事故に至った詳しい経緯については、引き続き警察が調査を進めています。

車いすの車輪が踏切のレールの溝にはまり込み、抜け出せなくなって列車にはねられる事故は、各地で繰り返し起きています。国土交通省によりますと、車いすの車輪が線路の溝にはまるのを防ぐため、各鉄道事業者には溝に緩衝材を入れる対策が周知されていますが、緩衝材を設置していても車輪がはまり込み、事故につながった例が報告されています。国の調査では、車いす利用者が関係する踏切事故が一定数確認されており、車いすや高齢者用の歩行器など車輪のある福祉用具が線路を渡る際の安全確保が、長年の課題となっています。2025年3月には、愛媛県内の踏切で、車いすの車輪が線路にはまって動けなくなった利用者が列車にはねられ、死亡する事故も起きています。

国は対策として、踏切内の段差を解消する工事や、人や車いすを検知できるセンサーの設置を鉄道事業者に促しているほか、車いす利用者に対しては、できるだけ介助者と一緒に踏切を渡ることや、線路に対して車輪を直角に進めることなどを呼びかけています。一方で、一人で踏切を渡る車いす利用者も少なくなく、利用する車いすの形状もさまざまであることから、対策の徹底には課題が残っているのが実情です。