長崎総合科学大学は2027年4月に開設する「先端工学部」について、文部科学省から設置の認可を受けたと発表しました。グリーンエネルギーとAI分野の技術者育成を目指す新学部で、世界的な半導体メーカー「エヌビディア」との連携協定も活用して教育を行います。
長崎総合科学大学は、2027年4月に開設を予定している「先端工学部」について、文部科学省から設置の認可を受けたと発表しました。黒川不二雄学長は「令和9年4月に先端工学部を開設することが正式に決定した」と述べています。
先端工学部には2つの学科が設けられます。1つ目は「グリーン・デジタル学科」で、脱炭素や資源循環、環境技術などを幅広く学ぶ内容となっています。2つ目は「グリーン船舶システム学科」で、造船や海洋分野におけるAI技術などを専門的に学ぶ学科です。2学科合わせた入学定員は170人となります。
同大学は今年4月、世界的な半導体メーカーである「エヌビディア」との包括連携協定を締結しています。これは九州・中国四国地方で初めての締結とされており、先端工学部ではこの協定を通じた最先端の教育コンテンツを活用しながら、脱炭素社会やデジタル社会を支える技術者の育成を目指します。
黒川学長は新学部の教育方針について、機械、電気、情報、さらにAIといった分野を、日本の社会課題であるデジタルと結びつけ、最先端の技術に対応できるやり方を学生に身につけてもらいたいと話しています。
また大学は、将来的に高等専門学校の新設も視野に入れており、大学と連携した教育を展開していく方針を示しています。
長崎総合科学大学は1943年に開校した川南造船専門学校を前身とし、1965年に長崎造船大学として創設された後、1978年に現在の校名に変更されました。長崎市の日見地区にキャンパスを構える工学系の私立大学で、グリーン船舶システム学科の新設は、造船との深いつながりを持つ同大学の歴史的な流れに沿ったものでもあります。今回の先端工学部設置により、現在の工学部からの定員が大幅に拡大されることになります。